メンターmikke利用者様インタビューvol.9~「変わらなきゃ」と申し込んだメンタリングで教えられた「変わらない自分」の受け止め方~

定期掲載しているメンターmikke利用者インタビュー。
今回は異動した部署で一人で業務をこなすことになったFさんのストーリー。
3歳になるお子さんもいて家庭もギスギス。仕事も残業続きでこなす毎日。
もうどうしようもない、逃げ場もない、と申し込んだメンタリングで気づいたのは
自分を全く大事にしてこなかった自分自身で・・・。
自分を後回しにして他人優先になってしまっている、コミュニケーションがうまくいかない、いっぱいいっぱいな毎日に疲れて・・そんな方にはぜひ読んで頂きたいインタビューです。

今回インタビューさせていただいたFさんのプロフィール
■業種: 電気機器メーカー
■職種:人事職
■年代:30代
■プライベート:既婚、お子さん1人

(1)Dさんのお仕事や経歴について

これまでのお仕事遍歴を教えていただけますか?


新卒で今の会社に入社し、ずっと人事職としてキャリアを積んできました。これまでは教育研修を担当していたのですが、2020年度より部署異動し、それまでの担当業務に加え、新たに採用業務を担当することになりました。3歳の娘と夫の三人暮らしでフルタイムで働いています。


(2)メンターmikkeのメンタリングを受けるきっかけ

メンターmikkeのメンタリングを受けようと思ったきっかけはなんですか?

会社の研修をアーチ・キャリアさんに依頼させて頂いたことがあったんですが、その時に、社外メンターのサービスを行っておられることを知りました。
お話を伺う中でいつかは利用してみたいなと思っていて。
何かキャリアが大きく変わるタイミングがあれば受けてみようと考えてました。


キャリアが変わる大きなタイミングが、あったわけですね。

はい。今までは人事部の中でも教育をメインに担当していたんですが、採用への異動になって。初めてのことばかりで何もわからない中、もともとメインで担当してくれていた方が引き継ぎもないまま退職してしまい、一人で担当することになってしまったんです。
教育と採用とその他業務で、なんかもう一人で三人分担当している気分で。。

そんな状況なので子供は夫に任せっぱなし。
子供も3歳になり、それなりに意思も出て気持ちもぶつけてくる様になってきてるのに、満足なコミュニケーションもフォローもできない状況。

夫は家事もほぼやってくれていて、家事育児の負担が重なって夫の疲労がかなり見えて、これはどうにかしないと家庭崩壊してしまいそうだと思いました。
その頃は、ほんと仕事9割!って感じの状況なのは自分でもわかってたので、このままじゃダメだと思いつつ、職場も人手不足だということは嫌というほどわかってたので、何も言えなくて・・・。
もうにっちもさっちもいかず逃げ場もなくどうしようもない状況でした。

なんとか誰かに相談して自分を落ち着けないと、と焦りにも似た思いだった気がします。
気を遣わずに、何も気兼ねなく、キャリアに関して率直に話ができる人、話を聴いてくれる人。とにかくそういう人と話がしたい。自分に集中したい。
そう思った時、真っ先に思い浮かんだのがメンターmikkeでした。


(3)メンターmikkeのメンタリングを受けてみて


メンターさんはどんな方でしたか?

小学生になるお子さんがいらっしゃる一歩も二歩も先をゆく40代の大手企業に勤める人事課長さんで、とても気さくな方で方でした。
初回のメンタリングでかなりしっかり自己紹介をしてくれ、ご自身が経験された2度のどん底経験も率直に話してくれました。

それがまず衝撃でしたね。

なんというか・・きっと人には話さないようなお話だったので。
それを聞いて「あぁ、私も本音を話せるな」って思えたんです。


最初にそこまで深い自己紹介をしあったんですね。

はい。初めて会った、それもオンラインの画面越しで、最初からここまで本音が言えるのかと驚きました。
実は、初回メンタリングの最後に、私、大泣きしちゃって。
でも悲しい涙ではなく、なんか全部吐き出せたというか。受け止めてもらえたというか。
初回はとにかく今の状況や想いを何もかも吐き出した時間で、すっきりした気持ちで終えました。


そんな初回を終えて、二回目はどんなメンタリングになったのですか?

2回目は自分のコミュニケーションがうまくいってないという課題から、職場の人に対して、家庭に対して、共に考え方に偏りがあるのではという話になりました。

メンターさんから「あなた自身の中に思い込みがあって、それを相手に伝えてないよね?」と言われて。
早速メンタリング後に実際に仕事や家庭の場で自分の想いを伝えてみると、確かに自分の中の思い込みに気づくことがたくさんありました。

ただ、気づけたけど、気づきはしたけど、でもまだ全然何もうまくいってない。
正直、この先も見えないし、しっくりもきてない、そんな感じもしていて。
コミュニケーションを解決するだけではだめだと、自分がどうしたいのか、どうありたいのか、それを考えないと何も解決しないなって思ったんです。

メンターさんからは「自分を一番大切にしなきゃ」と何度も言われていたんですが、これもまたメンタリングの最中にはしっくりきてなくて。
でも不思議とメンタリング後もその言葉は頭に残ってたので、ちょっと意識してみると、職場では上司のためにこれをやる、家では夫はきっとこうしてほしいはずと勝手に先回りしたり無理したりしてる自分がいて。で、最終的に相手が満足してなさそうだと感じると「自分がしんどい思いしてまでやってあげてるのに、なんでわかってくれないの?!」って。

あーそういうことか・・となんとなくわかりました。
私はずっと相手にばかり焦点をあて、他人に認められようと動いていたんだなぁと。
自分に焦点があたっていなかったんだなぁと。


それが「自分を大切にしていない」ってことに繋がっていると?

はい。自分を大切にできてない自分と自分を大切にすることの重要性をしっかり感じることができ、自分をどう大事にすればいいか、これからそこに向き合ってみようと思ったところで3回目のメンタリングが終了しました。もともと3回で申し込んでいたんですが、今後こうしていきたいという自分の気持ちが定まりきらなかったので、やっぱりそこまで伴走してもらいたいと、追加申込をお願いしました。


合計4回のメンタリングを受けられたんですね。

私には最後の追加の1回は大きかったです。
初回で全部吐き出し、2回目で何が問題なのかを掴んでいき、3回目で問題点がしっかり見えた。その上で今まで向き合ってこなかった自分と向き合いたいと、改めて自分はどうありたいのかをしっかり考えたいと心底思え、そして、4回目でしっくりくる答えを自分で導き出せた感じです。最終回でメンターさんに自分の想いを言葉にして伝えられたことは大きな自信にもなりました。


どんなことを伝えたんですか?

自分がどう働きたいかと考えた結果、自分のペースで自分のできることを増やそうと思うと伝えました。メンタリングを申し込んだときには、今の状況を変えるには自分の性格なのか、キャリアの方向性なのか、とにかくがらっと何かを変えないと、変わらないといけないと思っていました。でも、そうじゃなくて、今のままの私で、今のままのキャリアの中で、出来ることを一つずつ増やしていく。そのほうが大事なんじゃないかと。
やっぱり仕事は好きだから。でも無理はしすぎない。家庭もとても大事だから。

何より、私自身が自分を否定してしまったらダメなんだって。
自分で否定していることが一番つらかったので・・・ってそのことにも気づいてなかったんですけどね。とにかくまずは自分で自分を受け止めてあげようって。


(4)メンタリングを終えて


メンタリング後に何か職場や家庭などで変化はありましたか?

コミュニケーションの取り方が変わりましたね。職場では素直にできないことはできないと言うように心がけています。家庭では家族とのコミュニケーションの量自体が増えました。夫に対しても子供に対しても勝手な思い込みや先回りは辞めて、まずは相手の話を一旦そのままを受け止めるようになりました。そのおかげでこれまで全くわからなかった娘のことが少し理解できるようになった気がしています。


メンタリングを終えてみて、感じることはありますか?

メンタリング、本当にいいなと笑。
自分自身の考え方の癖がわかっただけでも大きな収穫でしたが、何より周りも環境もこれまでと変わっていないのに、自分の捉え方が変わるだけでこんなにも見え方は変わるのかという驚きがありました。

申し込んだときは、自分の問題整理と課題整理で終わると思っていましたが、メンターさんとは人と人として深いところまで話が出来て、最後には「あなたを妹だと思ってる」と言ってくださったんです。こんな関係が築けるなんて思ってもみませんでした。
私は大阪にいるのですが、メンターさんは東京の方で、そんな距離を超えた出会いがもらえたのも世界が広がった感じがしました。

メンタリングというサービスを受けたつもりが、実は素敵な出会いをもらえた感じですね。

それもこれもマッチングが完璧だったからだなと。
私を担当してくれたメンターさんは優しく話を聴いて包み込んでくれるんですけど、こちらが話したことに対して「それはなんで?」と鋭い突っ込みをずばっと言ってくださる方でした。そういうズバッと切り込んでくれる突っ込みをしてくれる人が周りにいなかったので、嫌みもなく、深く考えさせてくれる視点での問いかけがありがたかったです。

だからこそこっちも本気になれる、させてもらえるそんなメンターさんでした。
かと思えば、メンタリング途中でもハッピーなこと送ってねとか、こんなことがあったよと心があたたかくなるメッセージも送ってくれたりして。私には絶対このメンターさんだったと確信しています。
事前の無料相談でそこまで見抜いて引き合わせてくれたメンターmikkeすごいなと!


(5)最後に何かメッセージがあればぜひ。

私の場合は本当に切羽詰まって申し込んだんですが、もっと気軽に「ちょっと自分に向き合いたいな」と思ったら、一度受けてみてもいいのではと思います。
自分に向き合うことってなかなかないと思うし、私も自分なりにはこれまでにもやってみたことはありますが、やっぱり経験豊富なメンターさんとのメンタリングのほうが一人で自分に向き合うより何倍も気づきがあるし、何より広がりがありました。
自分の転換期もあるけど、自分の時間がないと思ったら申し込んでみてもいいんじゃないかなって思います。自分を大事にする時間が育児してると特にないので、自分のこと考えられない、自分ひとりの限界を感じたら、先をいってる人&包容力ある方に相談してみてください。きっと素敵なメンターに出会わせてくれると思います。