【イベント開催報告】2年目の活動もご期待ください♫~アーチ・キャリア1周年イベントレポート~
~誰もが誰かのメンター。誰もが誰かのメンティ。メンタリングを学ぼう~
2019年11月10日(日)
大阪産業創造館にて『アーチ・キャリア』設立1周年記念イベントを開催いたしました。
多くの方にお集まりいただき、本当にありがとうございました!
当日の様子をダイジェストでご報告いたします★
♦第1部♦1年間の活動報告
§ 設立イベント
誰もが社外にメンターをもてる社会を目指し、2018年9月に設立したアーチ・キャリア。
設立当初は本当にニーズがあるのかという不安もありましたが、メディアから注目をいただいてスタートを切れたことはよかったと思います。
設立パーティーには約100名の方が集まってくださり、各方面から応援や期待のお言葉をいただき、心強い気持ちでスタートできました。心より御礼申し上げます。
§ メンタリングイベント
アーチのキャリアメンターとリアルな場でセッション出来るイベントも多数実施しました。
□日本初開催?!「おさんぽメンタリング」@文化遺産・醍醐寺
□リアルメンタリング体験「メンターmikkeカフェ」
□読書会でメンタリングを学ぶ
§ メンターmikke
誰もが気軽に社外メンターに相談できるサービス「メンターmikke」は、第1期から第3期まで期間を限定して実施しました。
利用されたメンティの方からは以下のようなお声をいただき、改めて社外メンターを持つ意義を実感。
★社外メンターだからこその4つの効果★
1)状況整理(共通認識のない社外のメンターだからこそ改めて話していくことで整理される)
2)自己開示(社内の人間関係、利害関係などを考えずに自分の気持ちを話せる)
3)新しい気づき(共通認識がないことがかえって新しい視点になる)
4)参考になる経験談(現役社会人・管理職経験者だからこそ伝えられるリアルな活きたアドバイス)
★代表・井本より★
「ライフイベントが起きたり、キャリアの節目の機会で利用される方が多くいらっしゃり、代表として1年間、いろんなメンター・メンティペアを見てきました。これら4つの、社外メンターだからこその効果を実感するとともに、人の成長の可能性をとても感じた1年でした。」
♥メンターmikke新コースリリース♥
利用者様のリクエストに応じて、今期からは『5回セットロングプラン』や『通年申込』の受付を開始します。
メンター一覧からの指名も可能になりました!
ギフトチケットもありますので、大切な部下や後輩・同僚へ、ぜひプレゼントとしてもご活用ください(^_^)
§ 法人プランをリリース
設立から1年、個人の方のメンターmikke利用はもちろんですが、法人様からのお問い合わせも多数いただいております。
アーチ・キャリアでは、法人プランとして
人材育成の新提案「社外メンターによる個別対応型プログラム メンターmikke」をご用意しました。
実際に利用していただいた企業さまからお話をお伺いしました。(ご登壇いただき、ありがとうございます!!)
●社内で導入したきっかけは?
「育児とキャリアの両立の中で、もやもやがあった。社内だと愚痴で終わってしまう、ということも感じていて。
研修企画でも、受講者それぞれの課題も違うなかで、集合研修では受講者個々人の成果が見えにくい。
(アーチ・キャリアの法人プログラムは)4ヶ月間のプログラム。導入・メンタリング・座談会・フォロー。
導入の際には、「会社への利益とどうつながるのか」ということを聞かれた。
女性のもやもやが、中々伝わらない。メンタリング体験をしたメンティに話してもらうことで、その表情や前向きに変わったことを会社にアピールした。数字で詰めたというよりも、社員の実際の変化を見てもらった。」
●メンタリングを受ける前の気持ちは?
「自分自身、向いているのかどうかのモヤモヤがある20年間。1対1で話をする機会に手をあげてみた。
人に話して解決できるんだろうか。自分の問題じゃないのか。会社としては若手ではない自分でいいのか。という不安はあった。
メンタリングシートには不安ばかりを綴った。」
●実際やってみてどうだった?
「起きてもいない不安を並べても現状は変わらないということ。メンターもいろんなことにチャレンジしている真っ最中という姿を実際に見ることができて。本にも書いてあるし、よく聞く言葉だったりするかもしれないが、やっぱり自分を見てくれているメンターに言われると、受け止め方が違った。
管理職にならないか、という会社からの打診に対して悩んでいて、メンターに打ち明けた。管理職として色々スキルも大事だが、人間力が根本として大事、ということに気付かされた。長い目でみたお話をしましょう、という中で、やりたいことというのを、構えて大げさに考えなくてもいいよ、好きなことや身近にチャレンジしてみたことから出てくるのでないか、ということに気付かされた。」
★メンタリングが終わったあとも、メンターだったらどうするだろう、という視点が持てて、効果が持続しているという嬉しい声も聞くことができました。
♦第2部♦講演「全ての人がメンターである~成人発達理論から学ぶ葛藤との向き合い方」
働く女性のキャリアや成長のキーポイントとなる「成人発達理論」に基づき「葛藤」との向きあい方、キャリアの進め方について学んだ約1時間。
・成人発達理論とは?何が発達するのか?
・「恐れ」の正体は何か? 現実であると思っていることのうちの9割は、所詮推測。
・「葛藤」との向き合い方 発達段階のシフトが起きるサインは「葛藤」。厄介ごとが降ってきたのではなく、発達の前兆であると捉える。
ドキッとしたり、心の中で膝を打つ瞬間が度々訪れる深い講義内容に、参加者全員が前のめりになって聴いていました。
参考:「リーダーシップに出会う瞬間~ 成人発達理論による自己成長のプロセス」有冬典子著
★メモ:女性は吐き出して吐き出して匍匐前進していく人が多い。但し、吐き出す先については要注意。足を引っ張る人と背中を押してくれる人を見分けること。
★メモ:リーダーシップに出会う瞬間に出てくる「森尾さん」のような人に出会えるシステムが、アーチ・キャリアが提供している「メンターmikke」
第2部のご感想(一部抜粋)
■「愛情の循環」「経験の循環」というキーワードが心に残りました。自分には何も提供するものがないと思っていたのですが、自分が感じたこと、自分が経験したことを惜しみなく出していこうと思いました。
■「恐れ」が本当の自分らしさから遠ざける、ということ。-誰かの「恐れ」が見える時のヒントにもなりそうです。
■「葛藤との向き合い方」「成人発達理論の考え方」は、自分にも役立つし、マネジメントにおいても参考になりました。
♦第3部♦ ワークショップ:全員でメンタリング体験!
§ ワークショップの目的
一人ひとりがこれからキャリアを進めるために必要であり、また次世代リーダーにも欠かせない要素である「メンタリング」
この時間、参加者全員にメンターもメンティもご体験いただき、職場や身近な誰かの相談を受ける際のヒントを見つけましょう!
§ メンタリングのエッセンス 『ARCH』
アーチ・キャリアが提唱するメンタリングのエッセンス『ARCH』がクレドカードになりました!
アーチ・キャリアのメンター理念である『ARCH』には、以下の意味が込められています。
A…Ally「あたたかい味方」
R…Resource「惜しみないリソースの提供」
C…Cheer up「勇気づけ」
H…Honesty「嘘のない自然のかかわり」
~DoingよりもBeingのかかわりを~
♥傾聴やコーチングスキル等ももちろん大事、だけど、前提としてDoingよりBeing。「どう在るか」という「在り方」も、とても大切であるということをこの1年の活動を通じて実感してきました。
§ メンタリング体験スタート
全員が「メンターとしてのメンタリング」「メンティとしてのメンタリング」の両方を体験したワークショップ。
フィードバックでは、
(メンティ)話してみての感想・気づき
(メンター)相手の良さや相手に感じた可能性
について、一輪のお花を添えて、お話いただきました。
★メンタリング体験のご感想(一部抜粋)
■誰かに話を聞いてもらうってパワフル!
■自分も人と関る時は、立場や状況関係なく、アーチクレドのような在り方で関っていきたいと思いました。
■初対面の人だから話せること、言葉にするから気づけることがあると実感しました。
■メンターになれるのは年上だけじゃないなと、(おそらく10歳以上年下の方だと思いますが)すごく勇気づけられた時間でした。
■思った以上に話しやすかったし、否定されないと思うと安心できた。
■メンターもメンティも自身の視野を広げられるということを学んだ。
♦閉会のご挨拶♦ 代表理事・井本七瀬
今はキャリアを自分で選択する時代への過渡期だと思います。
自分で選択するために、いろんな視点をもつこと。
このことが、これからのキャリア開発のキーポイントになっていきます。
ヨコのつながり、タテのつながり、そして、ナナメのつながりも大事です。
解決の種は自分で持っている。それを発動させるきっかけづくりにアーチ・キャリアをうまく活用していただければと思います。
さいごに
「誰もが社外に相談できる先輩が持てる」
そんな世界を当たり前にしたい
働く女性たちがもっと広くつながっていく機会を創りたい
そんな想いでアーチ・キャリアを設立して1年。
メンターmikkeを利用して感動を届けてくださった利用者の皆様、会員として応援くださった皆様、
イベントに参加してくださった皆様、アーチ・キャリアに関り、関心を寄せてくださったすべての皆様へ。
心からの感謝をこめて。